2018年6月20日水曜日

【シングル】カバマンダ軸展開構築



◇構築詳細

■カバルドン@混乱実/砂起こし
・212-133-169-*-109-68
・地震/ステルスロック/欠伸/吹き飛ばし

■ボーマンダ@メガストーン/威嚇
・170-209-150-149-99-171
・捨て身タックル/流星群/地震/竜の舞

■ギルガルド@命の珠/バトルスイッチ
・135-222-170-*-171-112
・シャドークロー/影打ち/聖なる剣/剣の舞

■カプ・コケコ@気合の襷/エレキメイカー
・145-*-105-147-96-200
・ボルトチェンジ/マジカルシャイン/電磁波/挑発

■ウルガモス@虫Z/虫の知らせ
・161-*-85-187-125-167
・炎の舞/虫のさざめき/蝶の舞/身代わり

■パルシェン@水Z/スキルリンク
・125-147-201-*-65-134
・氷柱針/アクアブレイク/大爆発/殻を破る


◇コンセプト
・襷カプ・コケコによる序盤の安定化を追求
 序盤から熾烈なスピード展開勝負が主流な、現在のUSUMシングルでは先発に置かれるキャラの動き次第で形勢の優劣が大きく変わります。そのため先発キャラの性能として、相手から見てできる限り多くのキャラとの打ち合い有利を取れるように見えるキャラを選ぶと、相手の多くの先発キャラを流すことができてダメージレースで優位に立てるのが定石です。つまり先発キャラに必要な性能は、高い素早さ✕行動保証性能=対面性能と言えます。
 そこで有力な先発キャラとして例に挙がるのが、ゲッコウガ、カプ・コケコ、ゲンガー、フェローチェ、バシャーモなどです。僕はその中で襷カプ・コケコの
①エレキフィールドによる催眠対策
②挑発による相手の展開阻止と自分の展開補助
③電磁波による高速アタッカーの間接破壊と起点作成
④ボルトチェンジによるダメージレース優位性
⑤襷による行動保証
以上のような性能から、他のどんな高速アタッカーよりも先発キャラとして抜きん出ていると考えました。特に電磁波は襷と組み合わせることによって、スカーフゲッコウガのダストシュートを耐えながら麻痺させ素早さを落としてスカーフゲッコウガに求められる性能を無力化させられることに最も魅力を感じています。つまり電磁波が効かないキャラ以外ならば、先発のスカーフ持ちでカプ・コケコを処理してから更にストッパーやスイーパーとしての役割を担うキャラの殆どの性能を無力化させることができるため、先発キャラとして非常に安定した動きを実現させることができました。

・安定させた序盤展開からの中盤ラッシュ攻め
 カプ・コケコで先発対面の安定化を実現できたあとは、カバルドンや霊獣ランドロスなどのカプ・コケコを流しに来たキャラへの動きを考えねばなりません。そこでカバルドンならば、その多くは挑発で補助技を封じると後続のボーマンダやウルガモス、パルシェンなどの展開起点になり得ます。特にパルシェンはミミッキュで止まらないため抜き性能が非常に高く、一度展開されてしまうと今の環境トップ構築はなかなか対応が難しいのが現状です。そのためこのような展開構築はオフライン大会での上位入賞やランダムマッチレーティングの上位レート帯で最も活躍すると考えています。


◇個別解説
■カバルドン
 一番基本となるテンプレカバルドンを採用しています。汎用クッション性能として、汎用起点回避として非常に優れるこの構成にすることで、対応力の低い相手を篩落とします。
 主にカプ・コケコなどの電気タイプやガルーラやミミッキュなどの物理アタッカー、リザードンやギルガルドなどの物理も特殊も瞬間火力が高いキャラが重たいと感じたらクッションとして選出することを想定しています。

■ボーマンダ
 ステルスロックや砂天候などの微小な蓄積ダメージと合わせて耐久調整されたミミッキュを、1回竜の舞をすればメタグロス、ギルガルドなども1発で落とすために、A性格補正で捨て身タックルと地震を採用しています。相手のボーマンダとのミラー対面を優位に解決させた方がスムーズに選出構成を考えやすいため、流星群を採用しています。

■ギルガルド
 影打ちによってCSメガゲンガーやASミミッキュを1発圏内に持ち込める命の珠持ちです。このキャラでメタグロスやカプ・テテフへの圧力としながらスイーパーの役割を想定しています。ミラー対応やSの高いポリゴン2などへ少しでも優位に立つためにASにしました。その他カプ・コケコと合わせてキノガッサ対応など、幅広い課題解決力を有しています。

■カプ・コケコ
 コンセプトの襷電磁波型。殆どの構築にこのキャラは先発として機能します。そのため逆にこのキャラを出すか出さないかの検討が最も重要な選出課題です。

■ウルガモス
 メタグロスやギルガルドなどの鋼タイプへの圧力としながら、受けループなどの高耐久サイクル構築への崩しの駒として採用しています。炎の舞によってC+1されると虫の知らせと合わせて虫Z虫のさざめきでドヒドイデが処理圏内です。ラッキーに関してはC+3と虫の知らせを合わせて処理圏内になっています。臆病補正の理由は1回蝶の舞でスカーフカプ・テテフのSラインを抜くためです。

■パルシェン
 主にミラー構築や雨構築に出すことを想定しており、ギルガルドやメタグロスなどの鋼タイプで止まらないように水Zアクアブレイク型で採用しています。臆病補正にすることで岩石封じを考慮しても霊獣ランドロスを起点にでき、カプ・コケコやメガゲンガーのS200ラインを抜けます。ドヒドイデやカプ・レヒレにも遂行力を確保するため、大爆発を採用して範囲的な隙をできる限り埋めることにしました。


◇雑感
 この構築で第4回真皇杯関西予選1に参加してきました。結果は予選5勝3敗で惜しくも予選落ちとなってしまいした。最終戦でプレイングミスが目立ち、プレッシャーの掛かった状況で冷静さを保つためのメンタル面を強化していくべきとの課題が浮き彫りになりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿