2013年5月2日木曜日

【シングル】カバルドン考察

近頃カバドリを使う人が以前より増えてきたように感じているので、カバルドンの考察を特集します。

カバルドン


今の対戦環境でのカバルドンは殆どがドリュウズとのコンビでカバドリ構成を組んでいます。
しかしそのカバドリ構築の種類はBW中期以来増え続けており、現在のカバドリの種類は凡そのテンプレがあるにしても残り4匹の組み合わせはメジャー級ポケモンの組み合わせ方次第でかなり多様化しています。

そしてカバドリ構築の種類が変わればカバルドンの型も変わることが多々あります。
今回はそのカバルドンの型を私の知る限りまとめてみようと思います。


カバドリ構築でのカバルドンの役割は主に3つに分類されます。

Ⅰ 天候を変更と起点サポート
Ⅱ 物理受け、流し
Ⅲ アタッカー

どのカバルドンでもⅠ~Ⅲまでの要素を含みますが、特徴としてどれの要素に重きを置いた型なのかを考えて分類します。


Ⅰ 天候の変更と起点サポート

このカバルドンは場に居座ることが多く、欠伸で相手を眠らせてドリュウズなどの起点とすることを目的としたカバルドンです。
現在もっともスタンダードな起点サポート型のカバルドンは以下のような型になります。

カバルドン@オボンのみ 212-132-161-*-119-67or62
じしん/あくび/ステルスロック/ふきとばし
A182鉢巻タイプ一致威力120物理技をオボン発動で急所込み80.7%の確率で2発耐え
C182眼鏡タイプ一致威力140特殊技を高乱数耐え (1/16)
(S62は最遅ハッサムのS63抜かれ調整)

他には

カバルドン@たべのこしorイバンのみorイトケのみorゴツゴツメット
215-132-158-*-119-67or62 
じしん/あくび/ステルスロック/ふきとばし

以上のような型が散見されます。

技構成に関してはアイデンティティとなる欠伸が筆頭に上がり、残りに地震、ステルスロック、吹き飛ばし(吠える)、怠ける、鈍い、氷の牙、炎の牙、岩雪崩などが候補に挙がります。
その中で、起点サポートカバルドンとしての動きにもっとも合った構成が上記の4つとなります。
その理由は、まず地震がもっとも高威力の技であり無振りガブリアスの身代わりを破壊出来るため挑発ボルトロス、風船挑発ヒードランとの対面を考えなければ氷の牙や岩雪崩は採用する必要がなく、欠伸は起点サポートカバルドンのアイデンティティでもあります。ステルスロックは襷や頑丈、マルチスケイルの破壊と耐久ラインずらしで非常に有効なため採用され、身代わりを張って欠伸を回避しながらカバルドンを起点にしてくるどんなポケモンの身代わりも相手の残存数が2以上なら強制交代で封じれる吹き飛ばし(吠える:特性の防音に弱い)が必要となるのでこの4つがもっとも汎用性の高い起点サポート型カバルドンと言えます。

次は耐久ラインについてです。
カバドリ構築を動かすとき、まず初めに眼鏡ラティオスの波乗りと流星群を耐えられるかどうかが重要な調整ラインになってきます。
一般的な眼鏡ラティオスは以下のような型であり

ラティオス@眼鏡 155-*-101-182-130-178
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/なみのり/トリック

竜の波動はH振りだけで耐え、波乗りはD109周辺から耐久調整が考えられ、流星群はD118周辺からとなります。

ここで、これら全てを耐えるカバルドンなら初手でカバルドン:ラティオス対面のときに欠伸が安定択になります。
もし、近頃流行っているジュエル瞑想ラティオス

ラティオス@竜ジュエル 156-*-101-181-131-177 ( or 156-*-101-199-131-161 )
りゅうせいぐん/めざめるパワー(炎)/めいそう/みがわり

であろうと、瞑想なら欠伸が入り、身代わりなら次のターンに吹き飛ばしが安定行動となるため、結局のところ欠伸が一番良い手であると言えます。
しかし、上記のように控えめ個体のラティオスが存在する限りカバルドンの行動はまだ完全な安定択にはなりません。

そこでC200眼鏡ラティオスの流星群を耐えられるD132(D補正あり220)を使用するともっと動きやすくなることでしょう。

まとめるとこうなります。

H振りのみ C200眼鏡ラティオスの竜の波動を確定耐え
D109    C182眼鏡ラティオスの波乗りを高乱数以上で耐える
D118    C182眼鏡ラティオスの流星群を高乱数以上で耐える
D132    C200竜ジュエルラティオスの流星群を高乱数以上で耐える
(Hはオボン用の212とその他の215を想定)

また、近頃私はオボンのみで物理耐久を底上げするHDオボンカバルドンよりもHB襷カバルドンの方が物理耐久値が高いことに気づき、特殊ダメージが入る場面を想定すると1発を耐えることが重要な場面が多いためそちらを使用しています。

カバルドン@襷 215-132-187-*-92-62
じしん/あくび/ステルスロック/ふきとばし

(H215+オボン回復量53)×B139=37252
H215×B187=40205

また、HB襷カバルドンならば最近猛威を振るうHC水ジュエルスイクンのハイドロポンプを耐えながら欠伸を入れる事が可能となり、その他雨状態でのニョロトノの水技や炎ジュエルウルガモスのオーバーヒートなどもまとめて耐えることが出来るため非常に有効だと考えます。

他にはカバルドンを起点にするポケモンの筆頭であるキノガッサに起点とされないためのラムめざ飛カバルドンの存在も確認されています。

カバルドン@ラムのみ 215-133-152-110-101-60 ←調整はSORIAさんの配分を紹介しています。
じしん/めざめるパワー(飛)/あくび/ステルスロックorふきとばしorこおりのキバ

他にはステルスロックを撒くときに対面したポケモンを強制交代させるためのレッドカード

カバルドン@レッドカード 215-132-139-*-136-67 ←調整はJENNIFERさんの配分を紹介しています。
じしん/ステルスロック/あくび/選択

や後続から天候を取り、そのターンのうちに高速でドリュウズ展開を図る脱出ボタン

カバルドン@だっしゅつボタン 215-132-138-*-113-89 ←調整はヒデキさんの配分を紹介しています。
じしん/こおりのキバ/あくび/ステルスロック

なども考えることは出来ます。

これらのカバルドンを採用するカバドリ構築は、ドリュウズメインのカバドリや積みサイクルの要素が濃いカバドリ構築となっていることが多いでしょう。



Ⅱ 物理受け、流し

このカバルドンは主にサイクル戦で物理受けとして使用し、ゴツメダメ+砂ダメで相手のHPを大きく削れ、怠けるで随時回復して受け回すのが特徴です。
受け回すカバルドンがしばしば採用されるPTにカバドリラッキー構築があります。
詳細はエンドーさんのカバドリラッキーを参照してください。

カバルドン@ゴツゴツメット 209-132-177-*-92-83 ←調整は上記のエンドーさんの配分です。
じしん/こおりのキバ/あくび/なまける

このカバルドンはカバドリラッキーなどのサイクル戦に軸を置くカバドリ構築に採用されることが多いでしょう。



Ⅲ アタッカー

このカバルドンは鉢巻を持ったり鈍いで積んで積極的に攻撃を仕掛けるカバルドンであり、カバドリ構築としては変則的な立ち回りに軸を置くPTにしばしば採用されます。

カバルドン@鉢巻 184-180-138-x-92-99 ←調整はみれーゆさんの配分を紹介しています。
じしん/こおりのキバ/ほのおのキバ/ねごと

カバルドン@ゴツゴツメット 215-133-165-*-106-74 ←調整はだいあんさんの配分を紹介しています。
じしん/こおりのキバ/のろい/なまける

鉢巻カバルドンは通常のカバドリに対応するプランで立ち回る相手に意表を突けることが多く、そのときに稼いだアドバンテージは試合を大きく左右するものとなるほどの強さを持っています。
なのでしばしば通常のカバドリ構築に見せかけた鉢巻カバルドン採用の偽装カバドリも存在します。


鈍いカバルドンは特殊アタッカーを全て倒した後の全抜き性能は非常に高く、また対カバドリミラーでも強いため起点型カバドリでも

カバルドン@ゴツゴツメット 215-133-165-*-106-74
じしん/あくび/のろい/なまける

このような形で採用することも出来ると考えています。




扱った経験が少ないためⅡとⅢの情報量が少なくなってしまいましたが以上となります。