2017年7月25日火曜日

【シングル】役割理論について簡単に解説 -対戦理論記事連載 第1弾

■役割理論

◇用語

・ダメージレース:お互いのポケモンがダメージを与え合う速度の競り合い。ダメージレースに負けるとそのパーティは敗北する。

・役割:自分のパーティのポケモンがそれぞれ、特定のポケモンや並びに対処するための仕事を請け負っていること。「◯◯は△△に□□の役割を持つ」のように使う。

・受け: 相手のポケモンからの最もダメージ量の高い攻撃を、回復技を利用することで継続的にHPを維持することが出来る役割。

・流し(潰し):自分のポケモンが、素早さや使用可能な技、タイプ相性を考慮したうえで対面しているポケモンを確実に倒せる状態であり、相手は交換せざるを得ない状況を作る役割。

・誤魔化し:特定の条件下で受けや流しが成功する役割。

・サイクル:お互いが交代を交互に行った結果、特定の周期を繰り返すこと。

・役割破壊:自分のポケモンに対する相手のポケモンの役割を、相手が想定することが困難な手段を使って防止して倒すこと。

尚、役割理論での「役割」の種類は上記だけではなく、理論を応用させることによって、多岐にわたる。


役割理論とは、上記の考え方を用いたポケモンシングルバトルの最も根幹を説明出来る理論であり、対戦中の無意識的なダメージレースの思考を、各役割を用いてモデル化したものである。
プレイヤーはこの理論を前提として「読み」や「ケア」、「釣り交代」といった、自分を有利な状況に導く行動を採る。