2017年6月12日月曜日

【シングル】対面構築【第三回真皇杯関西予選一ベスト16】

およそ2年ぶりとなる対戦参加で真皇杯関西予選に参加してきた。

前日まで構築作成に頭を抱え続けた挙句、当時の環境で
①ガルーラが復権しつつ合ったこと
②そのガルーラの氷技を外す機運が高かったこと
③カバルドンが地面枠筆頭であり、電気枠筆頭のカプ・コケコのサブウェポンで草結び>めざ氷の機運があったこと
などを踏まえて、HBゴツメガブリアスを使ってみたら刺さるのではないかと考えてガルガブ型の対面構築をコンセプトとする方針に固まった。



■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉→親子愛
・181-175-121-*-122-167
・捨て身タックル/猫騙し/炎のパンチ/グロウパンチ

■ガブリアス@ゴツゴツメット/鮫肌
・207-151-156-*-106-135
・地震/岩石封じ/ステルスロック/吠える

■テッカグヤ@食べ残し/ビーストブースト
・173-*-124-155-125-124
・エアスラッシュ/ボディーパージ/宿り木のタネ/身代わり

■バシャーモ@炎Z/加速
・155-172-90-*-91-145
・飛び膝蹴り/フレアドライブ/バトンタッチ/守る

■カプ・テテフ@拘り眼鏡/サイコメイカー
・145-*-127-200-135-116
・サイコキネシス/サイコショック/ムーンフォース/気合玉

■ミミッキュ@ゴーストZ/化けの皮
・159-*-104-112-125-116
・シャドーボール/呪い/トリックルーム/道連れ


以下、個別解説


■ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉→親子愛
・181-175-121-*-122-167
・捨て身タックル/猫騙し/炎のパンチ/グロウパンチ

対面構築の要としてグロウパンチ+捨て身タックルの突破力を考えて採用。初手のリザードンにも強く出たいことから、先制技は猫騙しにしている。
サブウェポンはテッカグヤやナットレイや鋼を強めに意識した炎のパンチにした。
弱体化したとは言え、このポケモンの底力は流石のもので、グロウパンチの使い所次第でまだまだ低種族値のポケモンへの脅威になりうると実感した。



■ガブリアス@ゴツゴツメット/鮫肌
・207-151-156-*-106-135
・地震/岩石封じ/ステルスロック/吠える

今回の構築のスタート地点。ガルーラが復権しつつあり、まだ氷技を持った型が増えていなかったため後述のテテフやガルーラなどと相手のガルーラが対峙した時への強力な切り返し手段として採用した。
またバシャーモの膝をギリギリ受けられるため、通常のステロ吠える搭載の物理受けとしての性能も高かった。



■テッカグヤ@食べ残し/ビーストブースト
・173-*-124-155-125-124
・エアスラッシュ/ボディーパージ/宿り木のタネ/身代わり

実は受けループへの対応策としても有能なボディパエアスラ宿身代型。一度パターンにハマれば、これ一匹で試合が終わるほどに強力であり、バシャーモやガブリアスとの補完にも優れる鋼飛行の優秀な耐性によって採用された。
ボーマンダには怪しいながらもこのポケモンで対応していた。



■バシャーモ@炎Z/加速
・155-172-90-*-91-145
・飛び膝蹴り/フレアドライブ/バトンタッチ/守る

高速AT枠であり、バトンタッチによる後続のS上昇による制圧準備にも使えるため採用。炎Zフレアドライブにより、対面での中耐久ならば大方このポケモンで突破可能であり、それでも突破が不可能な高耐久にはバトンでテッカグヤやカプ・テテフに繋いで制圧する。



■カプ・テテフ@拘り眼鏡/サイコメイカー
・145-*-127-200-135-116
・サイコキネシス/サイコショック/ムーンフォース/気合玉

ガルーラの捨て身タックルなどを耐えるBC調整で採用。眼鏡サイコフィールドでの一致エスパー技で多くの中耐久ポケモンを1発圏に入れる。コケコなどへのフィールド奪取と多大な有利対面作成のため初手出しの最も多かったポケモン。ガルクレセに対しては、ガルーラへの行動保証を盾に居座ってクレセの交代をケアしたムーンフォースで2発圏に入れるといった立ち回りも多用した。受けループはこのポケモンのサイコキネシス/サイコショックの場面によった打ち分けで対応可能。気合玉は殆どの鋼ポケモンが一発で落ちる。



■ミミッキュ@ゴーストZ/化けの皮
・159-*-104-112-125-116
・シャドーボール/呪い/トリックルーム/道連れ

ゴーストZシャドーボールでASメガメタグロスが確定1発のC極振りミミッキュ。メガメタグロスが重たいこの構築での数少ない切り返し手段として重宝し、トリックルームからの眼鏡テテフを展開して、制圧出来るように採用した。
道連れは、「あわよくば」1匹分のアドバンテージを得られる技なため、トリックルームと絡めて相手への奇襲に使う。



総評

この構築はこのオフ大会でこそマッチアップが良かったのかベスト16とまずまずの結果が出たが、その後レート戦で試してみると、メガボーマンダやゲッコウガなどへの脆弱性が拭いきれず、穴の大きな構築であったことが後に判明した。そのため、このままの構築では現在の環境で太刀打ちは出来ないだろう。

この結果を踏まえて、今後は更に完成度の高い構築を作りたいと思う。